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特殊建築物定期検査について

建物の品質を保つには



ビルやマンションといった不動産を所有している場合、長年使い続けることで徐々に建材などが劣化していき、建築当時と同様に使うことが出来なくなります。当然そのまま放置していると、ビルを利用している方も不便になり、他のビルを使うようになったり、使用することが難しくなり、資産としての価値も下がっていきます。そうなれば誰も使わない不動産を無意味に所持することになるので、各種設備の定期的な検査などは必ず必要となります。特にホテルや病院など、不特定多数が利用する建築物は、劣化による設備不備で事故に発展することもあり、制度として特殊建築物定期検査を行うことが決められています。

特殊建築物定期検査は、特殊建造物の検査を定期的に行うための制度で、複数の検査を行うことで、建物をより安全に利用できるようにします。検査の種類には「特殊建築物等定期調査」、「建築設備定期検査」、「昇降機等定期検査」の3種類があり、それぞれ決められた報告時期に合わせて、再調査と検査を行う必要があります。建物の劣化は素人目に見るだけでは、どうしても確認できない部分があったり、長年見続けているせいで、劣化による変化に気付くことが出来なかったりと、意外なほど変化を見逃すことが多いので、こうした制度を活用して、普段は見ることが無い部分もしっかり検査して、建物に異常が起きないよう配慮することが重要です。



多くの人が利用する建物で、万が一何かしらのトラブルが起きた場合、その後のビジネスにも大きな悪影響が出ます。多くのお客を集めなければならない店舗で、利用客の評判が悪くなるのは死活問題なので、万が一のトラブルを防ぐことは、その後の事業の成功にもつながります。用意された機会は積極的に活用し、より優れた運営を目指しましょう




検査の内容



長年使い続けた建物は、様々な設備が劣化して、破損などのトラブルを起こす可能性が出ます。特にたくさんの人が利用する商業施設などは、常に最適な環境を用意しないと、お客が怪我をするなどの事件に発展しかねませんし、そのせいで店舗や施設の評判も悪くなってしまいます。こうした状況を防ぐためにも、特殊建築物定期検査を行って、常に優れた建物の状態を保つことが重要です。検査の内容は複数ありますが、設備の内容などで必要となる整備は変わるので、状況に合わせてどのような調査を行うかを選ぶ必要があります。



特殊建築物定期検査の方法はいくつかに分かれています。特殊建築物等定期調査は、劇場やホテル、地下鉄に診療所など、様々な建物を対象に検査を行い、維持管理状況をチェックします。さらに同様の設備で建築設備が機能するか見る、建築設備定期検査を受けた後、エレベーターやエスカレーターといった、大きな建物に見られる昇降機の安全性を調べる、昇降機科等定期検査を行います。いずれにしても、建物を使う上で重要なポイントなのは忘れないので、建物を所有している場合は、必ずこれらの検査を受ける必要があると考えてよいでしょう。

調査の内容は、設備内容などで変化しますが、代表的なところでは、敷地内の道路や擁壁、外壁や屋上周りの劣化、天井や防火区画の状況などを確認して、エレベーターや換気設備などのパーツ交換や、新しい設備への更新など、様々な状況に合わせて、適切な修理などを依頼することで、たとえ築年数が長くなったとしても、今までと変わらず、お客の安全を守り、快適な環境を提供できるようになるので、建物を所有している方は、必ず検査と修復作業を受けるようにしましょう。



検査を行うには



建物の定期検査はビル管理者の義務ではありますが、実際に管理できるというわけではなく、ほとんどの方は専門業者に委託する形で検査を行います。優秀な管理会社なら、しっかり問題点を発見した上で、メンテナンスなども行ってくれるので、建物の安全を確実に保障してくれます。逆に言えば、問題のある管理会社の場合、問題点を見つけられず、後々になった大きなトラブルに発展するので、特殊建築物定期検査を依頼する際は、信頼の置ける管理会社に依頼する必要があります。

特殊建築物定期検査は、いくつかの条件を満たした有資格者が行えます。まず国土交通大臣の定める特殊建築物等調査資格者、次に一級・二級建築士の資格が必要となりますが、ビルの管理会社の大半は、これらの資格を有したスタッフが在籍おり、特殊建築物定期検査の依頼を受け付けていれば、きちんと応じてくれるでしょう。検査後に何か問題点が見つかれば、そのまま他のスタッフが問題点の改善を行ってくれるので、はじめからビルの管理業務を手広く行う会社を見つけておくと、定期検査も含め、ビルの管理業務を確実に行うことが出来るようになります。



ビルの管理会社では検査業務も行うところが多いですが、悪質な管理会社だと、問題点を発見できなかったり、特に問題が無いにもかかわらず、自社の利益を優先して、問題があるように見せてメンテナンスなどを行わせるなど、信じられないようなトラブルを起こすこともあるので、ビルの管理業務を依頼する際は、入念な下調べを行ったうえで、問題がなさそうな会社を探すようにしましょう。

 
 
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